地球環境と共生するスマート工場を
目指しています
「みらいの工場」
プロジェクトとは
ABOUT
日本ベネックスは本社工場において屋根置き太陽光パネルと電気自動車(EV、e-NV200)そして日産自動車製EV、LEAF(リーフ)のリユース蓄電池を搭載した新型蓄電池システムを稼働させ、住友商事と共同で「みらいの工場」プロジェクトを始動しました。
SINCE.2018
「みらいの工場」プロジェクトは
再生可能エネルギーとEVのリユース蓄電池システム400kW及びEV10台を組み合わせて利用し、
エネルギーの効率利用とスマート工場モデルの確立を目指すものです
「みらいの工場」のコンポーネント
再エネの「創エネ」
屋根置PV 596kw
(自家消費276kW,FIT320kW)
蓄電池の「蓄エネ」
リユース蓄電池400kWh/400kW
+VPP通信機能
EV充電の「省エネ」
EV充電制御 30kW
(「e-NV200」10台分の普通充電)
EVリユース蓄電池システム
コンテナ内に収納されている
リユース蓄電池
日産自動車製EV e-NV200
屋根上に設置した太陽光パネル
屋根上に設置した自家消費型太陽光発電システム276kWにより工場の電力需要の一部をまかないつつ、工場の電力需要ピーク時にはEV24台分のリユース蓄電池を用いた蓄電池システムを補助電源として活用し、電気代の削減に貢献します。EVは従業員の通勤や外出時に使用され、使用済みバッテリーを蓄電池システムにおいて再利用することで、バッテリーのリユースモデルの構築も目指します。
新型リユース蓄電池システム
NEW STYLE
新型リユース蓄電池システムは、住友商事および富士電機と共同開発し、
20フィートのコンテナに日産自動車のEV「LEAF」24台分の使用済み蓄電池を格納したものです。
当社の高密度積載設計技術によって、従来の2倍の積載効率を実現し、経済合理性と環境への配慮の両方を可能にします。
■完工した蓄電池システム
本システムの用途
- ■省エネ(ピークカット・ピークシーシフト)
- ■BCP(バックアップ電源)
- ■再エネの効率的運用
■VPP(余剰の蓄電池容量を系統需給調整に提供)
夢州・甑島コンテナ
- リユース蓄電池
- 12パック収納
- 定格蓄電池容量
- 288kWh
- 実効蓄電池容量
- 約200kWh
■新型蓄電池コンテナ
本システムの特徴
- ■蓄電池パック24個(従来比2倍の積載効率実現)
- ■システム仕様400kW/約400kWh
- ■電池の交換メンテナンス容易
- ■経済性が高く、大型化が可能
新型蓄電池コンテナ
- リユース蓄電池
- 24パック収納
- 定格蓄電池容量
- 576kWh
- 実効蓄電池容量
- 約400kWh
今後は大型システムにも展開
20フィートコンテナ内に収納できるリユース蓄電池の数を従来の12台分から24台分に倍増
VPPへの取り組み
EFFORTS
蓄電池システムとEV充電は2021年に実用化が期待されるVPPに対応したシステムとなっており、周辺地域の電力需要の変動にあわせて
充放電のタイミングを変えることで、地域全体の電力需給を調整し、エネルギー利用を効率化する機能も担います。
VPPのイメージ
平常時
太陽光の電気が余る時には、
蓄電池やEVに充電することで有効に利用
VPP指令
系統にも電気が余っている場合には、
蓄電池やEVに充電し、電力購入量を増やす
平常時
蓄電池から電気を供給することで
系統から購入する電力を制御します
VPP指令
系統に電気が不足している場合には、
蓄電池から更に電気を供給し、電力購入量を減らす
太陽光の電気が余る時には、
蓄電池やEVに充電することで有効に利用
平常時
蓄電池から電気を供給することで
系統から購入する電力を制御します
系統にも電気が余っている場合には、
蓄電池やEVに充電し、電力購入量を増やす
VPP指令
系統に電気が不足している場合には、
蓄電池から更に電気を供給し、電力購入量を減らす
※VPP:点在する蓄電池や需要設備などのエネルギーリソースを、IoTを活用して統合し、充放電や節電を制御することで、電力の需給を調整する取り組み